こんにちは、だいです。
どの会社、事業主にも「お得意様」がいるわけですよね。
例えば飲食店の場合、売上の8割が2割の常連客によって生み出されてると言われています。(パレートの法則)
では、もしお互いがお得意様でそれ以外の人に販売をしない2人がいた場合、それだけで生活ができるのでしょうか?
ちょっと検証してみたいと思います。
農家同士で考える
この場合、生活必需品を買い合うことを想定すると分かりやすいかと思います。
ということで、農家同士を想定して考えたいと思います。
状況は2人の農家がいて、お互い1ヶ月分の食料をゼロから生産できるとします。(仕入れや経費、家賃などは無視する)
まず片方が10000円で1ヶ月分の食料を買います。
すると取引によって10000円マイナスになりましたが、1ヶ月分の食料を手に入れました。
これで1ヶ月は生活できますね。

次にもう片方が10000円で1ヶ月分の食料を買います。
すると、あら不思議。
お互いお金は元通りなのに食料は増えています。

これを毎月やればいいので、生活は成り立ちます!
…と一瞬思ってしまいますが、実は成り立ちません。分かりやすいのが、農家以外を想定した場合です。
農家と服屋の場合
例えば、農家と服屋で考えたいと思います。
お互い10000円の取引をしたとして、服屋は1ヶ月分の食料、農家は服を手に入れます。
服屋は食料を手に入れたので、1ヶ月生活できます。
しかし、農家は服をたくさん手に入れただけです。
これを他の誰かに売ればお金にできますが、それはもう第3者が入るので説は不成立になります。

税金や経費が掛かる
農家以外は成り立たないのは分かりますが、農家同士は何が問題なのでしょうか。
それは最初に除外していた経費や税金がかかるからです。
例えば10000円の売り上げがあって、税金が2000円掛かるとします。

その後に国ががっつりサービスを購入(財政出動)したとしても、国という第3者に商売をしているので、説は不成立となります。

結論
結論は、2人で商品を買い合うだけで生活は成り立たない。ということになりました。
まぁ、ちょっと考えれば分かる事なのですが、一見面白そうだったので検証してみました。
税金が取られている以上、国から直接的、あるいは間接的にお金を貰わないといけないですよね。
というわけで、ちょっとした検証記事でした。