Amazonと楽天、どっちで買うのがいいの?
買物のスタイルによってどっちが良いのかは変わってくるよ!
通販で購入するといえば「Amazon」か「楽天」が思い浮かぶのではないでしょうか。でもAmazonと楽天にはどんな違いがあるのかをご存じでしょうか?
実はAmazonと楽天それぞれには特徴があり、あなたの買い物のスタイルによってどちらで購入するべきなのかは違います。
ということで今回は、Amazonと楽天の特徴や主な違いを解説していきます!
このような疑問を持っている方には、ぜひ最後まで読んで頂きたいです!
Amazonの特徴
Amazonはアメリカ発のショッピングサイトで、アメリカやヨーロッパでは高いシェアを獲得しているので、世界一のEC(通販)サイトと言われています。
Amazonの特徴といえば、経営理念でもある「顧客第一主義」。サイトの作り方からサービスの内容まで、至るところにお客様のことを第一に考えていることが感じ取れます。
へぇ~Amazonって世界一の通販サイトなんだ!
特にアメリカでは30%以上でぶっちぎりのシェアだからね。
Amazonを使うメリット
Amazonを利用するメリットは、ストレスの無さにあります。サイトの構成を見るとシンプルで、必要な情報が”必要な順序”で表示されています。
商品画像も背景を白にすることをルールにしており、購入したときに手に入る商品が過不足なく表示されます。
確かにAmazonの商品画像の背景は全部白だ!!これってルールだったのね…
もちろん見やすいってのもあるんだけど、白背景の方が売れやすいらしいよ。
よくある通販サイトは、商品の見栄えを良くするために関係ない物も画像に入れて「※○○は別売りです。」みたいな表示をすることがよくありますよね。
これはほんの一例ですが、Amazonではそんな紛らわしいことが無いように、細やかにルールを設定しているのです。
Amazonを使うデメリット
Amazonのデメリットは、出品側の参入障壁が低いことです。これによってどんな弊害が起きるかと言うと、でたらめな店の商品を購入する可能性が出てくることです。
例えばA店、B店、C店が全く同じ商品を出品した場合は、一番安い店から売れる(カートを獲得する)という設計になっています。(厳密には複数の要因で決定します。)さらにレビューはどのお店が販売したかは関係なく、商品に対して1つのレビューです。
つまり、でたらめな店が一番安い価格で販売すると、そうとは知らずに購入する可能性があります。
もしそのお店の商品管理が甘く、傷がある商品や不良品が届いた場合は、わざわざ返品処理などをしなければなりません。
もちろんAmazon全体からすればほんの一部にすぎませんし、そういう業者は長い目で見ると消えていくので大きな問題ではありませんが、ハズレを引く可能性があることだけは覚えておきたいところです。
商品の発送がAmazon以外の場合は気を付けた方がいいよ。
へえ…あんまり気にしたこと無かったわ…。
Amazonには中国人の販売者がたくさんいるんだ。もし発送が中国人だったらかなり危険。
え、そうなんだ。怖っ…
楽天の特徴
楽天は日本発のショッピングサイトで、楽天市場という”場所”にさまざまなお店が出店するショッピングモール型のECサイトです。(ECモールと言われる。)
え?じゃあAmazonは違うの?
Amazonの場合は出店じゃなくて”出品”だね。販売者はAmazonの倉庫に商品を送って、後はAmazonが購入者に配達するんだ。
なるほど、販売する人がどこまでするのかで違うのね。
ECモールの場合は、基本的にサイトのデザインから配送まで全てお店側が担っているので、商品やサービスの質は良くも悪くもお店の質に比例します。
Amazonとはタイプが異なりますが、EC市場のシェアではほぼ互角となっています。
メリット
楽天のを利用するメリットは、楽天エコシステム(楽天経済圏)にあります。簡単に説明すると、楽天のサービスをたくさん利用すると、楽天ポイントがたくさんもらえるというシステムです。
楽天はECサイトの「楽天市場」だけではなく、旅行予約サイトの「楽天トラベル」、スマホキャリアの「楽天モバイル」など、20を超えるサービスを展開しています。
その中の特定のサービスを利用すると、楽天市場でのポイント還元率がアップします。
さらに毎月、まとめ買いをするとさらにポイント還元率がアップするキャンペーンも実施しているので、工夫してポイントを貯めてお得に買い物が出来るのが魅力です。
楽天のサービスってそんなにあるんだ!確かに「楽天証券」とか「ラクマ」とか思い当たるのがあるね。
楽天経済圏を上手く活用すれば、ポイント込みでAmazonより安くなったりするから、主婦や節約家に人気なんだ。
デメリット
楽天のデメリットはサイトの使いにくさにあります。
例えば各商品ページを開くと、最初の画面全体ビッシリと宣伝が貼ってあり、しばらくスクロールしないと商品の詳細が見れないというページがよくあります。
商品ページは出品しているお店が作っているのですが、デザインの意識が低かったり、宣伝をたくさんしたいと思っているお店はごちゃごちゃしがちです。
確かに。あとポイント○倍って書いてあるときあるけど、全然倍じゃない時あるよね。
あの○倍っていうのは+(○-1)%還元っていう意味なんだよね。非常に紛らわしい。
また、楽天市場で商品を購入するとほぼ勝手にメルマガに登録されます。
商品購入の際、スクロールしないと見えないところにメルマガ購読の欄があり、デフォルトでチェックが入っています。(チェックを外せばメルマガ登録を拒否できます。)
もちろん無料なので金額的な被害は無いですが、勝手に登録させて急に大量のメールが来るのは迷惑ですよね。
これもかなり悪質だから改善してほしいけど…全く改善されない(笑)
よっぽど読ませたいんだねぇ。
買物をする上での10の違い
続いては、Amazonと楽天で商品を購入するときに感じる「サービスの差」を分かりやすくまとめてみます。評価は◎、○、△、×の4段階評価です。
商品数
Amazon:◎
楽天:◎
商品数については、どちらも有名メーカーの商品はほぼ網羅されており、基本的にはどちらのサイトも品ぞろえは十分と言えます。
ただどちらのサイトにも商品数が豊富なジャンルと苦手なジャンルがあり、マイナー商品とかになると一方のサイトでしか買えないということもよくあります。
Amazonは本(電子書籍含む)やガジェット(電子機器)関係に強く、服や靴などのアパレル関係に弱い傾向があります。
楽天は食品や寝具、日用雑貨関係に強く、Amazonとは対照的にガジェット(電子機器)関係全般が弱い傾向にあります。
ちなみに楽天は「ふるさと納税」ができるからね!
知りたい方はリンクのブログを読んでみてね。
商品の検索性
Amazon:◎
楽天:○
欲しい商品があった時は検索窓からキーワードを入力しますが、関係ない商品が表示されると使いにくいですよね。そう言った意味では検索性も重要です。
Amazonと楽天では、どちらも目的の商品をちゃんと表示させつつ、売上の多い商品から順番に表示されます。
ただし楽天の場合は、同じ商品でもお店ごとに表示が分かれるので、少し分かりにくいです。
例えば全く同じ商品でもA店とB店では別商品として表示されてしまうんだ。もちろん価格や送料も違うよ。
なるほど、それだとどの商品を購入するのか悩んじゃうね。
サイト(アプリ)の使いやすさ
Amazon:◎
楽天:○
Amazonのサイト(アプリ)は余計な表示がないため、ストレスなくショッピングの意志決定ができます。
対する楽天の場合は、ショップによっては宣伝が一番最初に表示されたりするので、かなり見にくいページが多いです。
価格
Amazon:◎
楽天:○
価格は全体的に見るとAmazonの方が安いです。(もちろんジャンルごと、商品ごとにどちらが安いかは変わってきます。)
なぜAmazonの方が安いのかというと、価格を抑えるためにかなりシステマチックに販売を行っているからです。これに対して楽天は、ほぼマーケティングをお店に委ねている形なので、送料などを考えるとやや割高になりがちなのです。
特にAmazonが販売してAmazonが発送する商品は、他のサイトより安いことが多いよ。
ポイント還元
Amazon:△
楽天:◎
ポイント還元に関して言えば、楽天が天下一といっても過言ではありません。価格はAmazonの方が安いですが、楽天のポイント還元を上手く利用すれば楽天の方が安くなることが多いです。
特定の楽天サービスを利用して還元率がアップする「SPU」とまとめ買いで還元率がアップする「お買い物マラソン」などを上手く組み合わせれば、最大40%以上のポイント還元を獲得することができます。
40%以上!?ほぼ半額やんけ!!
まあ40%以上の還元を狙うのはかなり厳しいよ。現実的には多くても15~20%くらいかな。
やっぱりそんな感じなのかぁ。でも15%でもかなりお得だけどね。
Amazonでも定期的に「ポイントアップキャンペーン」などが開催されますが、ユーザーが求めていないせいかあまり盛り上がっていませんし、出品側も商品に高いポイント還元を付けようとはしていません。
送料
Amazon:◎
楽天:○
Amazonは出品者から直接発送するごく一部の「マーケットプレイス商品」を除けば、2,000円以上の購入で送料が無料になります。
月額有料サービスの「Amazonプライム」に加入すれば、通常配送料・お急ぎ便・日時指定便などが無料になります。
楽天は送料無料のお店がかなり増えてきましたが、まだ送料がかかる商品はあります。送料分は楽天ポイントが還元されないので、送料がかかる商品を選ぶメリットはほぼありません。
配達
Amazon:○
楽天:○
配達サービスに関しては、Amazonも配達員を個人事業主に委託することが多くなったので、楽天と品質は大きく変わりません。
ニュースでもたまにAmazon配達員が起こした事件とか起こしてネットニュースになってるような…
まぁヤマトでも佐川でも事件を起こす配達員はいるからね。
レビューの信頼性
Amazon:○
楽天:△
まず、どちらのサイトにもサクラレビューが存在します。
Amazonの場合だと大量の中国人が怪しい日本語で大量にレビューがあったり、楽天は「レビューを書いたら○○プレゼント」という商法によって、商品が届いてないのに☆5を付けてしまう、といったパターンがあります。
8割以上はまっとうなレビューなので、ある程度は信頼できるといったところ。
ただし楽天の場合は、ショップごとに商品ページがあるので、同じ商品でもレビューがショップごとに分散されて集まりにくいというデメリットがあります。
Amazonの場合は「サクラチェッカー」でレビューの信頼性を確認できるよ!
楽天には無いんです…ショック!
返品などの対応
Amazon:◎
楽天:○
意外と知っている人が少ないですが、Amazonはほとんどの商品が”お客様都合でも”到着から30日間は返品が可能です。
例えば「色が思ってたのと違う」という場合でも未開封であれば全額返金、開封後でも50%が返金となります。(お客様都合の場合は返送料の負担が必要)
楽天の場合は、ショップによって対応が異なるので一概には言えません。お店によっては返品・交換を受けて付けていないところもあるので注意が必要です。
商品トラブルに関しては「楽天あんしんショッピングサービス」によって最高30万円まで保証があるので、特別気にする必要はないと思います。
まあ楽天は保証があるから十分でない?
確かに。これはAmazonがやりすぎなのかも(笑)
セール・キャンペーン
Amazon:○
楽天:◎
Amazonは毎日タイムセールを開催しており、年に数回は大型セールも開催しています。ただ大型セール以外は注目度が低く、同時に開催される「ポイントアップキャンペーン」もそれほど魅力的ではありません。
確かにAmazonは毎日セールやってるから特別見に行かないかも…
楽天はポイントに関するキャンペーンをたくさん開催しており、まとめ買いでポイント還元率がアップする「お買い物マラソン」は月2回くらいで実施されています。
他にも「楽天スーパーセール」「超ポイントバック祭」などの大型セールから、「0と5のつく日」「勝ったら倍」など定期的なキャンペーンも魅力的です。
楽天はある程度決まったタイミングでキャンペーンをやってるから、どの日が一番お得かが決まってるんだよね。
なるほど。楽天市場は情報戦なのね。
そうともいう(笑)
結論
シンプルに安く購入したいならAmazon
どこよりも分かりやすく、手軽に商品を購入できるのがAmazonの魅力です。Amazonプライムに加入すれば、よりストレスフリーにショッピングを楽しめますし、たくさんのエンタメ特典がついてきます。
欲しいと思った時に、スーパーに行くような感覚で、すぐ購入して、すぐ配達して欲しいという方はAmazonがオススメです。
必要なものを必要な時に、って感じだからサラリーマンみたいな人がよく利用するイメージだね。
確かに。便利でシンプルだから時間の無い人にはオススメだね。
ポイント還元でお得に購入したいなら楽天
楽天経済圏を上手に活用すれば、Amazonよりもお得に商品を購入できるのが楽天の魅力です。どちらかと言うとポイ活に近いと思います。
特定の楽天サービスを利用し、キャンペーンを活用しながら、お得になる日を狙って、どこよりもお得に購入したいという方は楽天がオススメです。
どこよりもお得に、って感じだから主婦とか節約家に人気なイメージだね。
ポイントが貯まりやすいから、モチベーションにもなるね。
うまく使い分けよう
ということで、Amazonと楽天について少し理解できたでしょうか。
私の場合は、まとめ買い→楽天、ちょっと買い→Amazon、みたいな感じで上手く使い分けています。こういう方法もアリだと思います。
どちらのサイトも一長一短なので、ぜひうまく使い分けてみて下さい!