日立のドラム式洗濯機の評判が悪いけど、ホントのところどうなの??
もしかして昔の機種じゃない?昔の機種はけっこうひどかったらしいよ。
日立のビッグドラムの評判を調べてみると、「最悪」というサジェスト(検索予測)が表示されることがあります。それを見て不安に思い、この記事にたどり着いた方が多いのではないでしょうか。
逆に日立のドラム式洗濯機について「買って良かった」というレビューもあり、一体どっちなんだ!?と思ってしまいますよね。
ドラム式洗濯機は決して安くない買い物ではありません。
購入前にデメリットを把握していないと何十万円という買い物が無駄になってしまいます。
私は2020年に日立のドラム式洗濯機(ビッグドラム)を購入して2年以上使用してきました。
私は買って良かったと感じている側ですが、もちろん使用する上でデメリットもいくつかあるなと感じました。
今回は日立のドラム式洗濯機を購入しようか迷っている方に事実を知ってもらうため、次の内容を解説していきます。
先に結論を言ってしまうと、
”最悪”と言われていたのは全て昔の機種の話でした。今日立のドラム式洗濯機を購入してもネットに書かれているようなことは起こりません。
この記事を読めば日立のドラム式洗濯機に関する誤解が解け、正しい情報をもとに買い物ができるようになります。ぜひ最後まで読んでみて下さい。
”最悪”と言われた原因
ネットで”最悪”と言われていた原因を探るため、実際にそういったレビューが書かれていた記事を読んでみました。それらをまとめたのが下の表になります。
品番 | 発売年月 | 不具合内容 |
DB-S7500 | 2012年10月 | 臭い・乾燥ができないなど |
BD-SG100CL | 2018年9月 | 臭い |
BD-SV110A | 2016年9月 | 臭い |
この表を見てお分かりのとおり、ほとんどが臭い問題で、昔の機種の話なんです。
2020年代に購入したものについてはそういったレビューが無いため、現在は改善されているということです。
2018年以前のビッグドラムは購入しない方がいいね。
そうなのか!気を付けないと…
では、不具合があった機種ではどんなレビューがあったのか、現在はどうなっているのかを解説していきます。
下水臭がする(⇒既に改善した)
不具合があった機種では「下水臭がする」というレビューがたくさんあったのですが、臭い問題については既に解決しています。
日立の下水臭問題は、乾燥時のヒートリサイクル方式というのが原因でした。しかし、設定を変えれば使わないようにできるので、知っていれば回避できる問題だったのです。
私は事前にネットで調べたから、購入後すぐに設定変更したよ。
情報って大事だ…
私は事前にネットで調べており、購入後すぐに設定変更をしたことで、今までで一度も乾燥で臭いがあったことはありませんでした。
2021年8月以降に発売した商品はヒートリサイクル方式は廃止されています。つまり、今の機種を購入すれば設定すら必要ありません。
コチラの記事で詳細を解説しています。知りたい方はぜひチェックしてみて下さい。
洗濯をして臭いと感じたのは、梅雨の時期に濡れた洗濯物を槽内に半日以上放置していたときくらいです。
そうなったとしても「消臭・除菌コース」を使って乾燥させれば臭いはなくなります。(この機能が結構優秀です。)
洗濯物が1つだけだと脱水が出来ない
日立のドラム式洗濯機が”最悪”と言われている原因として「単品で脱水できない」というものがありました。
ドラム式洗濯機というのは、小さい洗濯物1つだと洗濯槽に片寄りが生じてしまい、脱水でエラーになって停止してしまいます。
よく勘違いされる方がいますが、これは日立が悪いのではなくドラム式洗濯機共通の仕様です。ドラム式であれば他のメーカーでも同じような問題が発生してしまうため、仕方ない問題と言えるでしょう。
私自身は洗濯物1つだけで脱水するケースがほとんどないので気になりませんでしたが、人によっては1つだけ脱水したいというケースもあるかと思います。
日立によると、以下のように解決策が提示されます。
以下の洗濯物は、ひとつだけで洗濯すると片寄りやすくなります。
出典:日立
- フリースなど水を含みにくい洗濯物
他の洗濯物を2、3枚加えてください。- タオルケットなどの大物や、洗濯ネットに入れた洗濯物
水を含んで重くなり、片寄りが起こりやすくなります。
乾いたバスタオルなどを、1、2枚加えてください。
やや強引な方法とも言えますが、参考にしてみてください。
乾燥が終わらない
乾燥が終わらないというレビューをたまに見かけますが、これは単純に乾燥フィルターを清掃していない可能性が高いです。
説明書にも記載がありますが、乾燥フィルターは乾燥後”毎回”掃除が必要です。(これは縦型洗濯機も同じ。)
日立の公式サイトにも以下のように記載があります。
お手入れが必要ないか、以下をご確認ください。
出典:日立
- 乾燥フィルター
乾燥フィルターが目詰まりすると温風の流れが妨げられ、乾燥時間が長くなったり、生乾きのまま運転が終了する場合があります。
乾燥フィルターは、乾燥運転が終わったあと毎回お手入れをしてください。- 排水口
排水の流れが悪くなると乾燥時間が長くなります。
詰まっていないか、排水口のお手入れをしてください。- 給水口のフィルター
ゴミがたまると水道水の流れが悪くなります。
メンテナンスを怠ると、運転時間や電気代などが負担になりますが、最悪の場合故障してしまうリスクもあります。
乾燥フィルターのホコリは簡単に取れるようになっていますが、本体側にもフィルターがあるので気を付けて下さい。
本体側の掃除はハンディークリーナーがあると非常に便利です。私はシャオミのハンディークリーナーを購入しました。
レビュー記事はこちらですので、気になる方はチェックしてみてください。
実際に使用して感じたデメリット
ランニングコストが大きい
日立のドラム式洗濯機は水道と電気の消費量が多いです。
日立のドラム式は、省エネ仕様の「ヒートリサイクル方式」があるのですが、下水臭の原因となっているため、「水冷式」に切り替えて運転するのがスタンダードになります。
しかしこの水冷式は水と電気を多く使う方式のため、ランニングコストが大きくなってしまいます。(それでも縦型洗濯機よりは安く済みます。)
どうしてもランニングコストを抑えたいという方は、電力消費が少ないヒートポンプ式がおすすめです。
2023年11月に日立は初のヒートポンプ式を採用したドラム式洗濯機を発売します。
気になる方はチェックしてみてください。
ドアにゴミが溜まりやすい
乾燥運転をした後は、ドアの内側にあるゴム(ドアパッキン)の隙間に髪の毛やホコリが溜まりやすいです。
これについても、日立のドラム式洗濯機が悪いのではなく、ドラム式洗濯機の構造上のデメリットです。日立に限らず他のメーカーも同様の口コミがありました。
これに対し日立では2つの対策を提示していたので、引用します。
糸くずやほこりの発生を減らす方法
- 乾き具合を「しっかり」に設定します
乾き具合を「しっかり」に設定すると、乾燥中に温風を出しながら脱水するため、糸くずの付着を減らせます。
- 定期的に槽洗浄をします
洗濯槽の汚れの発生を抑えるために、定期的に槽洗浄をしてください。設定方法は、以下をご確認ください。
出典:日立
ただ、構造上どうしてもホコリが溜まってしまいますので、乾燥後に毎回掃除するしかありません。
日立のドラム式洗濯機の現在の評価
日立のドラム式洗濯機についてTwitterなどで調べてみると、2021年以降は臭いについての悪いクチコミはほとんどなくなりました。それよりも、ホコリ多い問題のクチコミの方が多い印象でした。
ということで、実際に呟かれたクチコミを紹介していきます。
良いクチコミ
ちなみに2022年に日立はフィルター自動で掃除してくれる機種も発売してるよ。
自動で?便利過ぎん!?
悪いクチコミ
他のメーカーでもよくあるんだけど、乾燥フィルターの奥にホコリが溜まることがあるらしいよ。(私は2年間使っていますがそういう事象はありませんでした。)
う~ん。原因がよく分からんな。
まとめ
今回は、日立のドラム式洗濯機を2年以上使用してみて気づいた悪い点を紹介しました。まとめると次の5つです。
なんだ、不安だったけど全然問題なさそうだね。
メーカーだけで判断するのはもったいないね。
機種の特徴とかもしっかり比較してから購入したいね。
日立のドラム式洗濯機はネットでの悪いクチコミが目立ちますが、それは過去の話。今はしっかり改善されて非常に良い商品になっています。
どのメーカーを購入するのかは個人の自由ですが、メーカーだけで判断せずに、機種ごとに比較して判断することをオススメします。
ありのままの評価に納得!
ドラム式共通の問題点を確認せずに、一方的に批判するのは、考えもの。