電気圧力鍋って便利そうだよね。時短にもなるし買ってみようかな。
電気圧力鍋ならもう持ってるよ。
持ってるんかい!どうだった?
便利な側面もあるけどデメリットも多いよ。購入するならデメリットを把握しておいた方が良いね。
最近電気圧力鍋が人気のようなので、私もコチラを購入してみました。
Amazonで今一番勢いのあるアイリスオーヤマの電気圧力鍋(PMPC-MA4-B)です。
コチラの商品は価格もそれほど高くないにも関わらず、圧力調理に加えて、低温調理、鍋料理など色々できるので、便利そうだな~と思って選びました。
1年ほど使用しましたが、確かに便利でした。しかし、同時にデメリットも多い印象でした。
こういう流行家電は今回解説するようなデメリットを把握せずに購入している方も多いと思います。ということで今回は、電気圧力鍋のデメリットを中心に解説していきます。
電気圧力鍋の購入を検討している方は、要チェックです。
電気圧力鍋の特徴
デメリットを解説する前に、電気圧力鍋がなぜ人気なのかを簡単に解説します。
従来の圧力鍋は「常に付きっきり」「大きな音がする」「なんだか怖い」というイメージがあり、料理が得意な人向けの商品でした。
電気圧力鍋の場合は、具材を入れてボタンを押せばあとは”ほったらかし”にできます。料理初心者でも手軽に圧力鍋を楽しむことができるという訳です。
また煮込み料理だけではなく、低温調理、蒸し料理、発酵料理など、調理のバリエーションがたくさんあるのも魅力の一つです。
確かに圧力調理ってなんだか怖いよね。破裂しそう。
電気圧力鍋は結構昔からあったんだけど、最近の時短家電ブームに合わせて人気になってきた感じだね。
電気圧力鍋のデメリット
サイズが大きい
電気圧力鍋はだいたい炊飯器くらいのサイズがあり、普通の圧力鍋より一回り大きいです。
私が購入したアイリスオーヤマの電気圧力鍋の大きさも、高さが24cm程度、縦横それぞれが32cmくらいありました。
購入するときには事前に収納スペースを確保しておいた方がいいでしょう。
家電だから大きくなっちゃうよね~。
幅が30cm以上ってことはフライパンより大きいからね(笑)
「炒める」ができない機種が多い
だいたいの煮込み料理は「炒める」→「煮込む」という調理工程を踏んでいます。そうすることで食材の香ばしさを引き出すことが出来るからです。
しかし、多くの電気圧力鍋には「炒める」という機能が付いていません。
確かに全自動で調理するなら炒めるという工程を省いてしまっても良いのかもしれませんが、炒める”も”できる方が調理家電としてはうれしいですよね。(私は絶対欲しい機能です。)
私が購入した電気圧力鍋も「炒める」機能が無かったのでけっこう不便でした。購入するなら炒め機能があるものにした方が良いです。
有名なメーカーで炒める機能が付いてるのは「ティファール」と「シロカ」くらいかな?
アイリス…
調理時間が長い
本来圧力鍋の目的は、加圧することで調理時間を短くするところにあります。
しかし、電気圧力鍋だと圧力を上げるまでの時間と加圧後の”蒸らし”という工程があるので、もともとの調理時間が短い料理だとあまり時短になりません。
え~ダメじゃん…
そうなんだよね。ほったらかし調理目的で購入するなら分かるけど、時短家電としては正直微妙なところだよ。
煮込み料理の定番、カレーで調理時間を比較してみます。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋でカレーの調理時間は1時間5分でした。(スイッチをオンにしてカレールーを入れる手前までの時間です。)
対する普通の鍋で作るカレーはバーモントの公式レシピを参考にすると「炒める」→「水を入れて沸騰させる」→「煮込む」という工程になります。
最初に炒める時間は長く見積もっても10分程度だと思います。沸騰させるのも長く見積もって15分。最後の煮込み時間はレシピによると約15分。合計で約40分。
むしろ普通に調理した方が早いじゃん!!
1時間以内で終わるような簡単な料理は普通に調理した方が早いかもね。
もっと何時間も煮込むレシピの場合は逆転するでしょうが、一般的なのはカレーのような1時間以内に出来る料理です。
アイリスオーヤマの公式ページにも「時短になる」と記載がありますが、かなりレアなケースを持ち出しているので注意しましょう。
予約調理のレシピ数が少ない
電気圧力鍋といえば、予約調理ができることも人気の理由の一つですが、予約調理できるレシピが少ないというデメリットがあります。
私が購入したアイリスオーヤマの電気圧力鍋のレシピをチェックすると全80種類に対して26種類しか予約調理に対応していませんでした。
予約調理は魅力的ですが、今はまだ発展途上という感じですね。
っていうか予約調理って、始まるまでの間に腐ったりしないの?
それは大丈夫。始まるまでの間は腐りにくい温度で保温状態にしてるんだって。
そうなんだ~。(ちょっと不安だけど。)
温度が上がるまで時間がかかる
電気圧力鍋のデメリットをたくさん挙げましたが、「なべモード」はめちゃくちゃ便利で、よく使っています。
要するに電気圧力鍋があれば、土鍋や卓上IHコンロも使わずに食卓で鍋をつつけるようになるのです。冬の間は特に重宝します。
鍋料理はやっぱり卓上でつつきたいよね。そんな時に電気圧力鍋が活躍します!
1台で何役も買ってくれるのは便利だね。
ただ1点だけ改善してほしいのが、温度が上がるまで時間がかかることです。
例えば鍋の〆でうどんやご飯を入れるときにまた再加熱するのですが、結構時間が経たないと沸騰しません。明らかにキッチンのコンロで温めるより時間が掛かります。
もととも圧力鍋ですし、その辺の機能は多少仕方ないのかもしれません。
まとめ
普通の圧力鍋は料理が得意な方向けの商品でしたが、電気圧力鍋は料理初心者向けの商品であることがなんとなく分かってもらえたと思います。
ただしまだ発展途上なところもありますので、今後さらに良い商品が生まれるかもしれません。
今後に期待だね。
アイリスオーヤマの電気圧力鍋をオススメできる方は以下のような方です。
鍋をよくするなら結構オススメ。私も結構鍋するので(笑)
まあ1万円台で買えるからそこまで高くないしね。
一人で使う場合は1~2人用の小さいタイプを購入した方が良いですよ。