フライパンの寿命ってどれくらいなの?
毎日使っていたら半年から2年程度だよ。
どのフライパンも最初はツルツルでくっつかないのに、しばらくするとすぐに焦げ付いてしまう。これって私だけ?と思いこの記事にたどり着いたのではないでしょうか。
フライパンの寿命をネットで調べてみても半年、3年、5年とサイトやSNSによって言っていることバラバラ。どれが本当か分からない状況です。
私自身は料理が好きで、ティファールのフライパンやマーブルコートの高級なフライパン、Amazonで買った安いフライパン、ドンキで買ったPBフライパンなど、10種類近く使ってきました。
この記事では様々なフライパンを使ってきた私が、フライパンの寿命について次の4点に分けて解説します。
あらかじめ結論から言うと、フライパンの寿命は毎日(1日1回程度)使用するなら半年~2年程度でした。
さらに、どんなに良いコーティングを使ったとしても寿命は大きく変わらないことが分かりました。
この記事を読めば、比較サイトによくある「このフライパンは一生ものです!」なんていう嘘のセールストークに騙されることもなくなります。
次に購入するフライパン選びに迷っているかたは、ぜひ最後まで読んでみて下さい。
フライパンを買い替える目安は?判断ポイント3点
寿命はどれくらいなのかについて解説する前に、フライパンがどうなったら買い替え時なのかを最初に解説しておきます。
フライパンの買い替え時と判断できるポイントは3つあります。
この中で圧倒的に最初に起こりやすいのが食材がくっつく(焦げ付く)という不具合です。
フライパンの寿命を延ばすうえで一番重要なのは、いかにフライパンのコーティングを長持ちさせるかといっても過言ではありません。
ということでここからは、フライパンの寿命=コーティングの寿命ということで話を進めていきます。
フライパンの平均寿命(交換頻度)
フライパンの寿命は、毎日(1日1回程度)使用していれば半年~2年程度です。これは私自身の体験と、世間一般の認識の両方を加味して算出しています。
なぜこれだけ幅があるのかと言うと、フライパンのコーティングによって微妙に違いがあったり、どんな調理をしたかによっても影響を受けるからです。
さらに、この寿命は適切な使用方法を守ったうえでの年数になります。つまり、使い方が悪ければ当然数か月程度しか持たない可能性も十分あり得ます。
フライパンを正しく使えている人は意外と少ないんです。
次にフライパンメーカーの見解や、世間一般の認識はどうなのかを調べてみました。
大手メーカー「ティファール」の見解は?
大手フライパンメーカーの「ティファール」はどのように回答しているのか、公式ページから引用したのがコチラです。
出典:ティファール
Qふっ素樹脂コーティングの耐久年数はどれくらいですか? A使用状況・使用頻度によって異なるため、年数で表すことは困難です。
長持ちさせるためには、必要以上の高温や空焚きを避けて下さい。中火、弱火以下の火加減で十分です。
ティファールは耐用年数に関しての回答を濁していました。
もちろん使用状況・使用頻度によって違うというのはその通りですが、使用頻度をある程度決定すれば、おおよその寿命は分かるはずです。
世間一般の認識は?
世間一般ではどのように認識されているのか調べてみました。
お昼の生活情報番組『ヒルナンデス!』でフライパンの寿命について言及されており、「普通のフライパンの寿命は1年」という話でした。
その時のTwitterの反応です。
『ヒルナンデス!』の放送をリアルタイムで見ていた方にはかなり衝撃的だったようです。
次に、フライパンの種類によって寿命は違うのかについて解説していきます。
フライパンコーティング別の寿命
フライパンのコーティングは種類が様々あります。それぞれのフライパンを毎日(1日1回程度)使用した場合、寿命を比較すると次のようになります。
そう、どんなコーティングフライパンを使用していても、大体2年程度でコーティングが剥がれてしまいます。
私自身も様々なフライパンを購入し使ってきましたが、2年間でコーティングが剥がれなかったものはありませんでした。(もちろんフライパンの使い方には注意して取り扱ってきました。)
ここからは1つずつレビューを紹介しながら解説していきます。
フッ素(テフロン)フライパンの寿命
フッ素加工(テフロン)はおそらく一番普及しているポピュラーなコーティングです。その分耐久性もコーティングのかけかたによってピンキリです。
ただ、どんなに良いコーティングのフライパンでも1日1回使えば2年程度で剥がれてきます。コーティングの質が良ければ何年も使えるわけではないというのは覚えておきましょう。
また、フッ素は高熱に弱いので強火でたくさん使うと、その分寿命が短くなります。使用方法には充分注意が必要です。
セラミックフライパンの寿命
セラミックコーティングの寿命はフッ素(テフロン)と変わらず半年~2年程度です。
セラミックはフッ素(テフロン)よりコーティングが長持ちするというイメージを持っている方が多いと思います。
しかし、セラミックはあくまで安全性に重きを置いたフライパンであって、耐久性はそこまで変わりません。(むしろくっつきやすいと言われています。)
安全性の為にセラミックのフライパンを購入するのは良いですが、コーティングの耐久性には期待しないほうが良いです。
ダイヤモンドフライパンの寿命
ダイヤモンドコートとは、フッ素樹脂にダイヤモンドの粉を混ぜて作られています。寿命は1年~2年程度とみておくのが良いでしょう。
確かにフッ素フライパンよりは長持ちしますが、どのメーカーもどれくらいダイヤモンドを混ぜているのかを公表していません。(測定が難しいのかもしれません。)
そのため、ダイヤモンド加工のフライパンもフッ素フライパンと同様に耐久性はピンキリと言えます。
マーブル(大理石)フライパンの寿命
マーブル加工フライパンは、テフロン樹脂にマーブル(大理石)の粉を混ぜて作られています。寿命は1年~2年程度とみておくのが良いでしょう。
ダイヤモンドコート同様に、マーブルコートについてもメーカーはどれくらい大理石を混ぜているのかを公表していません。
そのため、耐久性は商品によって違ってくるでしょう。
ティファールのフライパンの寿命
ティファールのフライパンは私も使ったことがありますが、毎日使うと寿命はだいたい1年程度でした。
ティファールのフライパンの寿命については、コチラの記事でも解説しています。
ティファールが気になっている方に是非読んで頂きたいです。
フライパンの寿命は安くても高くても変わらない
いままで色んなフライパンを使ってきましたが、一番に感じたのは安くても高くても寿命はあまり変わらないという点です。
昔結構高いマーブルコートのフライパンを購入したのですが、2年もしないうちにくっつくようになり買い替えることになりました。その後購入したティファールのフライパンも1年程度で焦げ付くようになりました。
よく比較サイトをみてみると「このフライパンは一生ものです!」と紹介していることがありますが、コーティングフライパンで一生ものなんてあり得ません。
セールストークってやつだね。完全に嘘だけど。
その後は安いフライパンを色々使っていたのですが、使い方に気を付ければ1年くらい持ってくれます。
これらの経験から、今は安くて質のいいドンキのPBフライパンを使っています。
Twitterでも似た様な意見がたくさんあったので、紹介していきます。
高いフライパンを購入した人のレビュー
さすがに2~3ヶ月程度でフライパンの寿命がくることは無いと思います。おそらく使い方が悪かったのでしょう。
使い方を間違えてしまうと大幅に寿命を縮めてしまうので、使用前に知っておくことが大切です。
安いフライパンを購入した人のレビュー
やっぱり安いフライパンを購入している人は、なんか悟った感じだね(笑)
私も色んなフライパン買った側だから気持ちは分かるよ。
結局フライパンで一番経済的なのは、安いコーティングフライパンを1年くらいで買い替えていくか、一生使える鉄やステンレスのフライパンを購入するのどちらかです。
高いコーティングフライパンでは正直コスパが悪いです。
買うべきフライパンはこの2択
実際に購入者の声を聞いてみると、安いフライパンでも高いフライパンでも寿命は大きく変わらないということが分かりました。
つまり、選択肢としては、次の2択になります。
コーティングが施されたフライパンを購入するなら、安いフライパンを買い替えていくのが一番経済的です。オススメのフライパンはコチラの記事で解説しているので、ぜひ読んでみて下さい。
もう1つは鉄フライパンを購入する選択肢です。鉄フライパンはやや取扱いが難しいですが、普通に使えば一生使うことができます。
初心者にオススメな鉄フライパンはコチラの記事で解説しているので、ぜひ読んでみて下さい。
まとめ
今回はフライパンの寿命について、使用者の意見や感想をまとめてみました。まとめると次のとおりになります。
実際調査してみると意外な結果になったりするから面白いね。
まさか高級フライパンがムダだったとは…