あー手軽にインスタントラーメン作れる家電ないかな~
お!Amazonに”クッキングケトル”っていう便利そうな家電があるぞ!買ってみよう!
商品使用後…
う~ん。なんかどの機能も中途半端だな…
1人暮らしをしていると、最小限の労力・最小限の洗い物でご飯を食べたい時ってありますよね。そのような方向けの家電「クッキングケトル」という商品があるんです。(詳細は本文で解説しています。)
私は1年ほど前にそのYAMAZENのクッキングケトル「YRGA-S600」を購入して使ってみたのですが、正直”器用貧乏”だなぁという印象です。そしてそのまま使わなくなってしまいました。(笑)
今回は「クッキングケトル」を使ってみて感じたことをまとめてみましたので、解説していきます。
購入を検討している方はぜひ参考にしてみて下さい。
メリット
まずクッキングケトルとは何かというと、そのまんま「調理ができるケトル」です。
ケトルと言えばお湯を沸かすだけのイメージがありますが、クッキングケトルの場合は食材を入れて調理することを想定して作られています。
まず最初に、クッキングケトルのメリットを解説していきます。
1つずつ解説していきます!
そのまま器になる
例えば普通にインスタントラーメンを作ろうと思ったら、「鍋」と「丼ぶり」が必要ですよね。でも洗い物が面倒。そんなときに活躍するのがクッキングケトルです。
クッキングケトルは口が広いので、調理した後はそのまま器として使うことが出来ます。さらに良い感じの取っ手が付いているので、持つときに熱くなりません。
1人鍋など色んな調理ができる
クッキングケトルは煮込む系、蒸す系の料理であれば色々作ることが出来ます。例えばしゃぶしゃぶ、シュウマイ、おでんなど。
一人分の料理であれば、これくらいコンパクトな方が調理しやすい場合もあります。
例えば1人で鍋料理を作ろうと思った時に、鍋が大きすぎて具材がスープに全然浸らないときがありますよね。そんなときはクッキングケトルの方が、少ないスープでも具材を浸らせることができます。
あー、確かに大きい鍋だとスープを沢山作らないとうまく煮込めないね。
そんな時にはクッキングケトルくらい小さい方が良さそうだね。
温度調節できる
料理ができるということで、温度調節も出来るようになっています。例えば飲む用のお湯を作るときに、100℃じゃさすがに熱いので60℃くらいにしようかな…といった調整もできます。
ちなみにボタンでキッチリ温度調整できる商品もありますが、私が購入したのはツマミでアバウトに調整するタイプでした。
デメリット
ここからは私が実際に購入して初めて思い知らされたデメリットを紹介していきます。
1つずつ解説していきます!
”炒める”が出来ない
茹でる、煮込むはできるのですが”炒める”は出来ません。
なぜかというと、ケトルの表面がステンレスに塗装してあるだけだからです。さらに空焚き防止機能も付いているので、水の無い状態だと勝手に停止する可能性があります。
炒めるが出来るとかなり料理の幅が増えて嬉しいのですが、さすがにそこまで多機能ではないようです。
料理するようになると絶対炒めたくなるから、欲しい機能なんだよなぁ…
どんだけ炒めたいんだ…
熱しにくく冷めやすい
コレが一番のデメリットなのですが、沸騰するまでかなりの時間がかかります。普通のケトルに比べて電力が低く、2倍くらいの時間がかかっている印象です。
これだったら普通にコンロで湯沸かし、調理した方が早いなと感じます。
さらに、本体に厚みが無いのですぐに冷めます。もし購入するのであれば保温機能がある商品を選んだ方がいいと思います。
購入した商品をよく見たら600Wしかなかった…最低でも1200Wあった方が良さそうだね。
Amazonのレビュー見ると1200Wの商品でも「沸騰するのが遅い」っていうレビューが多かったよ。熱が逃げやすいのかな?
洗いにくい
私が購入したクッキングケトルは、本体と電源プレートが分離するタイプでした。
洗えるのは本体のみですが、洗うためには裏にゴムの防水カバーを装着する必要があります。さらに防水カバーを装着すると、電源プレートに置けなくなります。これがめちゃくちゃ面倒くさい。
この辺の設計はもうちょっと考えて欲しかったなと思います。
温度調節は火力調整ではない
Amazonのレビューにも記載がありましたが、私が購入したケトルは「火力調整」ではなく、シンプルな「オンオフ」で温度調整しているだけなんです。
つまり弱火くらいの火力で加熱したいなーと思ってツマミを調整しても、ただ電源が点いては切れてを繰り返すだけになります。
調理ができると謳うのであれば、火力調整機能があるとなお良いですね。
購入するならコレ
ここからは「じゃあ何を買えばいいんだ!」という方に向けて、代替商品を提案していきます。
やはり「湯沸かし」と「調理」は分けて考えた方が良さそうだったので、2つのカテゴリでおすすめを紹介します。
【湯沸かし専用】タイガー「わく子」
もしケトルが欲しいのであれば、湯沸かし専用機を購入した方がいいです。
おすすめはタイガーの「わく子」です。なぜ「わく子」が良いのかというと、他のメーカーと比較しても圧倒的に機能性が高いからです。
まず1杯分が45秒で沸くというのは、おそらく業界最速。その他の安全機能も充実しており、誰が使っても安心です。
少し価格が高めなのがネックですが、それに見合うだけの性能があると言えるでしょう。
マジで「ケトル」を完成させた感じあるな。
自分はセールで安く買いたいっす…
【一人暮らし向け調理器】電気圧力鍋2選
もし一人暮らしで手軽に調理をしたいというのであれば、電気圧力鍋がオススメです。電気圧力鍋なら具材を入れてスイッチを押せば、あとは自動で調理してくれます。
1人暮らしにおすすめの商品は「Re・De Pot」です。
何が良いかと言うと圧力調理ができる上に、ごはんが早く美味しく炊けるという点です。炊飯時間は約25分程度で、Amazonのレビューでも美味しく炊けたと評判です。
もしこれで料理しなくなっても炊飯器として活躍させることができる。しかも結構コンパクト。
なるほど、その手があったか!
ただしフタを開けながら調理することができないのが難点。一人鍋やインスタントラーメンを手軽に楽しむことが出来ません。
そこで次にオススメなのがアイリスオーヤマの電気圧力鍋です。
こちらの商品は圧力調理もできますし、蓋を開けて調理する「なべモード」もあります。わりと万能な電気圧力鍋なので、最初に購入する電気圧力鍋としてもおすすめです。
コチラの商品のデメリットも解説しているので、興味のある方はチェックしてみて下さい!
まとめ
YAMAZENのクッキングケトル「YRGA-S600」を購入しましたが、以下のようなデメリットがあったので、購入はおすすめしません。
もしケトルを購入したい場合は「湯沸かし」と「調理」は分けて購入した方が良いと思います。
もう少し改善できそうだから、今後もっと良い商品がでるかもね。
アイリスさん、山善さん。お願いしますよ!